めっきり涼しくなっていた夜

これから雨続きになる予報だったから、荷物運びなんかのことも考えて今日を狙って素敵な場所から帰ることに

帰りの車内では、会話が途切れる度に、ふたりきりの夏休み生活の中身を回想していた

いっぱいな笑える場面とふたりについての今後とか真面目な話をしていた景色なんかを

ふたりきりの夏休み、その途中では釣った魚やその他調達した食材をＢＢＱにするために川へ出掛けてくれたこともあった

すかんと青い空に照りつける日差しに緑全開の山々

まずは火を着けるのに必要な流木をふたり歩いて集めたりからスタートして、彼が川原の大きな石でコンロを作ってくれる

網を置けるほどの火力を維持した頃、火照りまくった身体をクールダウンさせるために服を着たまま氷水のような川へ

ちょっとだけ嫌がってキャーキャー言いながら彼の手に引かれて入った２０年以上振りの水は、ひんやりと冷たくて、結局出るのが惜しいほどだった、びしょ濡れの服のまま太陽の光で服を乾かしたりワイルドな１日を過ごしたりもした

そんなワンシーンでもなんだか昔に起きた古い出来事のような新鮮な出来事のような

そう思い返していると、いつも同じ屋根の下に帰っていたのに今夜からは別々なんだなと思うとふと涙が出そうになったり笑ってみたり

談笑しながらそうするうちに寄り道の現場へ

何枚かの仲良さ気なツーショットたちがフォルダに残ることとなり、お散歩したり休憩したりだったけれど、そこでも夕暮れ時は並んで釣りをしたりして

沈んだ夕日のとき寄り道の現場を後にする直前に撮影

また来年にその素敵な場所へふたりで行こうねとか秋に釣りにまた行こうねと誘ってくれたり心暖められる帰り道

ふたりきりの夏休みは終わってしまったけど、これからもたのしみをたくさん散りばめてくれたお陰で寂しさもどこへやらでした

明日からは通常モードだけど、とてもきらめいた共有できる何ページの思い出が私にもたくさんで元気に過ごせそう

よいよるを

みいでした